2020.6.10
経済・ビジネス

「ニーズの高まる職種トップ15」で1位のAIスペシャリストとはどんな仕事?

(写真=metamorworks/stock.adobe.com)
(写真=metamorworks/stock.adobe.com)
リンクトインが発表した「ニーズの高まる職種トップ15(2020年版)」。これは過去5年間で高いニーズがあり、さらに今後伸びることが予測される職種にフォーカスしランキングされたものです。一部、アメリカならではの職種もありますが、その大半は時間差で日本にも広がることが予想されます。今回は、ランキングの結果から今後の職種ニーズについて考えてみましょう。

まずは「ニーズの高まる職種トップ15」の結果から

「ニーズの高まる職種トップ15(2020年版)」の結果は、以下のとおりです。AI・IT系の職種が大部分を占めています。

1位:AIスペシャリスト
2位:ロボティクスエンジニア
3位:データサイエンティスト
4位:フルスタックエンジニア
5位:サイトライアビリティエンジニア
6位:カスタマーサクセススペシャリスト
7位:インサイドセールス担当者
8位:データエンジニア
9位:保健医療行動技術者
10位:サイバーセキュリティスペシャリスト
11位:バックエンド・デベロッパー
12位:最高売上責任者
13位:クラウドエンジニア
14位:JavaScriptデベロッパー
15位:プロダクトオーナー
※職種名翻訳:BUSINESS INSIDER JAPAN

エンジニアの細分化が急速に進んでいる

1位から15位までの職種を見渡して気づくことは、ITの世界ではエンジニアの細分化が進んでいて、その流れがさらに加速しそうであるということです。これまではシステムエンジニア、ネットワークエンジニアといったように職種がカテゴライズされていましたが、今後はどんな専門領域のエンジニアなのかが職種名だけでわかるようになるでしょう。

今回ランクインしたものだけでも、ロボティクスエンジニア、フルスタックエンジニア 、サイトライアビリティエンジニア、クラウドエンジニア……などがあります。2位のロボティクスエンジニアは、ロボットを制御・連携するシステムを開発する仕事です。ロボットの活用領域は、災害用・産業用・医療介護用などさまざま。例えば災害用ロボットのエンジニアは、さらに「センサー系」「知能・制御系」「駆動系」などに分かれます。

これからエンジニアを目指す人は、どんな領域のどんな専門技術で活躍したいのかを明確にしながら、大学や就職先を選ぶ必要がありそうです。

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日本でもインサイドセールスの比重が高まる可能性

7位のインサイドセールスについては、日本でもニーズが高まる可能性があります。インサイドセールスは、その企業が所有している見込み客のデータベースをもとにテレアポやオンラインなどでPRやコミュニケーションを行い、フィールドセールス(訪問営業マン)につなぐ仕事です。

日本でインサイドセールスというと、営業アシスタント的な意味合いが強いです。しかし、アメリカでは専門職として確立されており、日本でもインサイドセールスの地位が高まる可能性があります。

特にアフターコロナでは、中長期的に対面セールスが難しくなる可能性があります。そのため、インサイドセールスの比重が高まり、営業の現場が劇的に変わることもあり得ます。

1位の「AIスペシャリスト」とはどんな仕事? 

「ニーズの高まる職種トップ15」で1位になったのは、AIスペシャリストです。この職種を一言で表すと「AI技術をその企業や機関の事業・サービスに応用する仕事」です。AI研究所のAIスペシャリスト育成コースでは、この仕事に必要なスキル(到達目標)として以下の要素を挙げています。

・AIの仕組みを正しく理解し、ビジネスでの活用を企画・提案できる
・AIを活用したプロジェクトを推進・検証できる
・さまざまな言語やライブラリを駆使してプログラムを実装できる など

今後はあらゆる職種・企業で、AIを活用できるかどうかが生き残るためのカギになるでしょう。言い換えれば、優秀なAIスペシャリストを採用・育成できるかどうかが、組織づくりの重要なテーマになるのです。

「AIが人間の仕事を奪う」といったネガティブな意見も聞かれますが、AIの進化やクラウド化などによって生まれる職種もたくさんあります。今後はAIをポジティブに捉えて、次の時代をイメージする視点がビジネスパーソンに求められそうです。

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