野村不動産アーバンネット(株)が運営する「ノムコム・プロ」。
主に収益用不動産の物件情報や、不動産投資コラム、最新動向を掲載する本サイトでは、毎年1回、ノムコム・プロ会員に向けて不動産投資に関する意識調査アンケートを実施しています。
2020年、特に気になるのが、新型コロナウイルスによる経済的な影響です。この影響を不動産投資家はどのように捉えているのか?アンケートを通して見えてくる投資家の動向をご紹介します。
回答者の約40%が新型コロナウイルスの経済的な影響を受けていると回答。具体的な影響は?
Q.ご自身の所有されている物件の運用や管理について、新型コロナウイルスによる経済的な影響を受けていると感じますか。
上記アンケート結果により、不動産投資家の約40%が新型コロナウイルスによる経済的な影響を受けていることが分かりました。
Q.具体的にどのような影響がありましたか?
具体的に挙げられた影響として、空室が埋まらなくなった(32.0%)、賃借人の家賃滞納が増えた (28.9%)が多数を占めている状況です。
また、その他と回答した人の意見を見てみると、
- 売却に時間を要している
- 家賃の減額を相談され、減額した。
- 賃借人の経営状態が危ない
- テナントの来店客数減 など
人によってその影響は様々ですが、売却、集客、支払いなど、多方面で影響が出ていることがわかりました。
投資家はどう予測?1年後の不動産価格動向
次に、投資家が予測する1年後の不動産価格動向について伺ってみました。
Q.1年後、不動産価格はどうなると思いますか。
全体の約60%が、1年後不動産価格が下がると予測していることが明らかになりました。
「下がる」と回答した理由として多く挙げられたのは、「新型コロナウイルスによる経済的な影響」とコメントする投資家が多く、その内容は
- 新型コロナウイルスの影響で、売り物件が増加しそう
- テレワークの推奨にともなってオフィス需要、店舗需要が減りそう
- 賃金下落にともなって、不動産価格も下落の可能性がありそう などでした。
不動産価格の下落予想、投資のチャンスと捉える投資家は?
不動産価格の下落予想が多い中、投資家の間で実際の投資マインドに変化が出ているのでしょうか?
次の質問では、投資用不動産の買い時について伺っています。
Q.今、投資用物件は買い時だと思いますか。
「買い時だと思う」、「間もなく買い時が来ると思う」と回答した投資家が76.3%という結果となり、前年調査を17.8ptと大幅に上回りました。このことから、新型コロナウイルスによる経済的な影響を「新規投資のチャンス」と捉えている投資家が増えているように感じられます。
実際に「新規投資のチャンス」と捉えている投資家は、増えているのでしょうか?
次の問いで不動産投資への意欲についての質問をストレートに投げかけ、より正確に投資家のマインドを図ります。
Q.新型コロナウイルスによる経済的な影響を受け、今の不動産投資へのスタンスをお聞かせください。
「新規投資を積極的に行う」・・・45.8%
一方で「売却を検討する」・・・11.8%
新型コロナウイルスによる経済的な影響で、不動産価格が下がる予測をする投資家がおり、その投資家が「取る」、「取りたい」と思っている次のアクションは、「新規投資」であるということが分かりました。
以上のアンケートから、今後投資家の不動産への新規投資のニーズは高まっていくであろう、という予想が出来る結果となりました。
【注目情報】
ノムコム・プロのページではさらに内容を深掘りし、具体的な狙い物件は何か?
どのエリアに投資したいのか?いくら位の予算で購入を検討しているのか?など、詳細をご紹介しております。
下記リンクより調査結果をご参照ください!
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