2019.1.4
インタビュー

「いい人生を、確かな人と。」そのブランドメッセージに込められた想いとは

(写真=中村勘九郎さん)
(写真=中村勘九郎さん)
2019年1月24日(木)~26日(土)、東京ビッグサイトで『資産運用EXPO』が開催されます。不動産、保険、金、仮想通貨などの投資商品が一堂に出展されるイベントです。1月25日(金)のセミナーに登壇する野村不動産アーバンネットの流通事業本部 執行役員の大野伸二さんにセミナー概要を伺いました。併せて、1月より同社が新たに展開するブランディング戦略についてお伝えします。

市場に大きな影響を及ぼす要素は人口動態、世帯構成の変化

(写真=野村不動産アーバンネット・流通事業本部・執行役員 大野伸二さん)
(写真=野村不動産アーバンネット・流通事業本部・執行役員 大野伸二さん)

━━ 『資産運用EXPO』では、どのようなテーマを軸にお話されるのでしょうか。

『資産運用EXPO』は、今年で第2回目の開催になります。今回は『2019年不動産市況のトレンドとマーケットを読む』というテーマでお話させていただく予定です。

セミナーのエッセンスをかいつまんで紹介しますと、2019年以降の不動産市場を読み解くキーワードとなるのは、「消費税増税」や「東京オリンピック」です。これについては別の場でお話しているので、ここでは差し控えますが(大野さんの別インタビューはこちら)、実は市場に多大な影響を及ぼす要素としては人口動態、世帯構成の変化などがあります。

例えば、東京都では人口が2030年頃まで増加すると予測され、それを象徴するように、とりわけ都心などの人気エリアで人口流入が上昇傾向にあります。外国人人口の増加も著しく、特に、永住資格者が増加しており、外国人留学生も顕著に拡大しています。

日本人の出生率が低下する一方で、すでに日本で就労している在留外国人の出生率は増加傾向となっています。20年後、30年後に国内で働いている外国人とそのご家族の数が相当数になっていることは容易に想像でき、今後、東京都の不動産市場では「外国人向けの賃貸ニーズの増加」等も念頭に入れる必要があるでしょう。

このような東京の変化によって、地方の不動産市場も変化していくと考えられます。

15~64歳の生産年齢人口減少にともない、人はより都心へと流れ込んでいきます。また晩婚化・非婚化といったライフスタイルの変化により、単身世代の増加も見受けられます。いまや、賃貸と持ち家の比率は30歳代の半数以上が持ち家層だった1980年代と大きく変わり、約3人に2人は賃貸を選択する時代になっています。

人が都心に集まり、賃貸中心となることによって、これまである程度需要のあった地方の物件の空室リスクが高まりやすくなる傾向にあります。この苦境を脱するため、地方物件を売却して、より利回りがよく流動性のある「東京の不動産に組み替えたい」というニーズが一層高まるでしょう。実際に私たちの元にもこういったご相談が増えています。

さらにいえば東京都内で見ても、物件価格の安定する人気エリアと、価格が不安定なエリアの格差が顕著になっています。それだけにマーケットのトレンドを読み、エリアをより絞って、「面ではなく点」で考えていくことが2019年以降の不動産取引では重要になっていきます。

『資産運用EXPO』では今後の注目エリアにも触れていく


━━ セミナーを実際に受けているような非常に役立つお話をありがとうございました。

いえ、今お話したようなことはあくまでもエッセンスですので、当日は豊富なデータを提示しながら、より詳しく市場変化を分析していきます。こういった市場全体のお話の他に、今後の注目エリアや物件にも触れていきたいと考えています。

一例では、東京オリンピックを見据えた都心部の再開発や、オリンピック後の選手村を中心に新規の住宅として提供する『HARUMI FLAG』の湾岸エリアなどが挙げられるでしょう。

━━ セミナーの対象者は、どのようなニーズを持った方々を想定されていますか。

身近な不動産を資産として活用することにご興味のある方にご満足いただける内容をお伝えしたいですね。例えば、ご自身で居住する方、地方からの出張時などにセカンドルームとして使用する方……。さらには、その物件を売却してキャピタルゲインを狙う、賃貸に出してインカムゲインを狙うなど、さまざまなニーズの方々を想定しています。

実際の相談、面談でも、私たちは幅広いニーズに具体的にお答えできるのが強みと考えています。

━━改めて『資産運用EXPO』に対して、どのようなスタンスで臨まれますか。 

『資産運用EXPO』には、多岐に渡る投資商品を提供する企業が出展されます。しかし、私たち野村不動産アーバンネットは、不動産売買仲介の会社ですから固有の商品を持っていません。例えば開発物件があって「自分たちがつくったワンルームマンションなら、利ざやがこれだけ見込めるので買ってください」というようなスタンスではないんですね。

そのため、2019年から新たにかかげているブランドメッセージ「いい人生を、確かな人と。」に沿って、野村不動産アーバンネットに頼んでよかった、そう思っていただけるように信頼関係を築いていきたいと考えています。

新たに中村勘九郎氏をキャスティングした理由


━━なぜ、今のタイミングでブランドコミュニケーションを一新されることになったのでしょうか。

これまで「野村の仲介+(PLUS)」では、『あの人に、頼んでよかった。』というタグラインを掲げてブランディングを進めてまいりました。

そもそものお話をすると、「野村不動産アーバンネット」は、野村不動産グループ内に約19年前に設立されました。1999年6月に不動産業界に先駆けて、不動産情報サイト「ノムコム」を立ち上げ、インターネットを活用し、お客様に充実した情報を迅速にご提供してまいりました。また2013年10月には、住宅流通事業におけるサービスブランド「野村の仲介+(PLUS)」を立ち上げ、約5年にわたり、お客様の想いに寄り添い、「あの人に、頼んでよかった。」と感じていただけるサービスを提供してまいりました。
当社は、不動産売買仲介の部門が主ですが、新築を販売している部署も、保険を販売している部署もあります。また、人事・総務系の部署も日々業務に邁進しています。そういった中で、ネットのノムコムと店舗・人の仲介プラスの2ブランド戦略を軸に『野村不動産アーバンネット』という社名を今まで以上にマーケットに訴求することを目的に、ブランドメッセージ&企業ステートメントを新たに策定しました。

そして2019年1月1日(火)より、ブランドキャラクターに『中村勘九郎氏』を起用し、『いい人生を、確かな人と。』 というブランドメッセージを展開してまいります。『いい人生を、確かな人と。』には、〝不動産売買仲介のプロとして、今まで以上にお客様一人ひとりの想いに寄り添いながら、より良いサービスを提供することで、お客様に信頼され長く喜んでいただきたい〟という当社の想いを込めております。

これまで通り「人」が野村不動産アーバンネットの「すべて」であるということは変わりません。より信頼・誠実を浮き彫りにしていくことで、お客様に安心して、ご希望に添える仲介を推進していくというのが、私たちの使命だと感じています。そして、『資産運用EXPO』をこのような私たちのスタンスを感じていただける場にしたいと考えています。
 

【野村不動産アーバンネットの企業ステートメント】

不動産売買に、いい選択を。
いい人生とは、何でしょうか。
私たちは、「後悔のない選択」を続けることだと思います。
たとえば、不動産の売買も選択の連続。
いつ売るか、どこを買うか、何のために住みかえるのか。
私たち野村不動産アーバンネットは
お客様の「いい選択」のため、あらゆる準備を怠りません。
「ここまでやってくれたから、納得以上の答えが出せた」
そういっていただけることこそ、私たちの誇りです。
あなたが将来について考えるとき、思い出してください。
「ノムコム」のWebサイトで物件をお探しいただくことも、
「野村の仲介+」の店舗でじっくりお話を伺うことも。
すべては、お客さまの「いい選択」のために。
私たちは、あなたのそばにいます。

『いい人生を、確かな人と。』
 

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