2019.6.20
ライフスタイル

ランドクルーザー、低燃費時代の異端。燃費の悪すぎる車が人気を集める理由

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
最近では、レギュラーガソリン1リットル当たりの走行距離が20~30キロメートル台の車も目立つようになっています。これに対して、ランドクルーザーは最新車種でも1リットル6キロメートル台。一見すると、時代に合っていないようですが、生誕から約65年を迎えて未だ人気は健在です。ランドクルーザーの魅力と人気の秘密を探ります。

世界の果てで疾走し続けるランドクルーザー

ランドクルーザーと聞くと、4WDで山道を難なく駆け抜ける姿をイメージする方が多いのではないでしょうか?ランドクルーザーは、山道どころか地の果て、世界の果てともいえる超過酷な環境でも活躍しています。例えば、オーストラリア北東部にある世界最大規模の地下鉱山内。(地下1,500メートル以上、坑道の全長約560キロメートル)湿度が高く路面の凹凸が激しい環境でも走り続けています。

また、オマーンの漁村では、海から戻ってきた船を浜辺へ引き上げたり、獲った魚を運搬したりと1台で何役もこなしています。他にも、日本の南極観測隊が移動や機器を運搬する際は、雪上車を使うのが一般的です。しかし、「最大風速60メートル/秒、最低気温マイナス45度」という厳しい環境下でも耐えられる性能の高さからランドクルーザーも使用されました。(第7次南極越冬隊)

ランドクルーザーが支持される5つの理由

ランドクルーザーの特徴は、過酷な環境でも難なく走破できる性能の高さですが、日本では過酷な環境と向き合うことはあまりありません。それにも関わらず、なぜランドクルーザーはファンが多いのでしょうか?公式サイトのオーナーズボイスを参考にすると、ランドクルーザーが支持される背景には、以下の5つの理由が挙げられます。

1.安定した走行性
2.運転が楽で疲れない
3.リセールバリューが高い
4.安全姓
5.デザイン性

「2.運転が楽」は、運転したことのない人からすると意外かもしれません。大型なため運転が難しい印象がありますが、目線が高く安定した走行性を備えているので「運転時にストレスを感じにくい」というメリットがあります。また、リセールバリュー(中古車価格)が高い理由は、たぐいまれな耐久性に加えて、短期サイクルでの大幅なモデルチェンジがないことも一因でしょう。

最新のランドクルーザーでは充実した安全性能も追求

ちなみに、最新のランドクルーザーでは、強靭なフレームや足回りなどは従来の基本性能を維持しつつ、最新の安全性能を備えています。例えば、歩行者も検知する高精度な2種類のセンサーを搭載することで、4つの衝突回避支援機能をパッケージ化しています。また、「大型車は小回りが利きにくい」という印象を抱いている方も多いかもしれません。

ターンアシスト機能も備わっていることで回頭性が高くなるため、切り返し操作の回数が少なくなりドライバーの負担も大きく軽減されています。

約65年の軌跡に歴史あり。ランドクルーザー3系統

最後に、ランドクルーザーの誕生からこれまでの歩みを紹介します。ランドクルーザーの歴史は古く、1951年TOYOTA JEEP、その流れを受けた1955年ランドクルーザー20 SERIESを起点に3つの系統に分かれて現在も支持されています。

・Station Wagon
1つ目の系統はStation Wagonです。1967年55 SERIESが最初で、1980年60 SERIES、1989年80 SERIES、1998年100 SERIES、2007年200 SERIESと続いています。

・Heavy Duty
2つ目の系統はHeavy Dutyと呼ばれるバンタイプです。先に紹介した1951年TOYOTA JEEP、1955年ランドクルーザー20 SERIESも含まれます。その後、1960年40 SERIES、1984年・2007年・2014年70 SERIESと続いています。

・Light Duty
3つ目の系統はLight Dutyと呼ばれるワゴンタイプです。1985年・1990年70 SERIES、1996年90 PRADO SERIES、2002年120 PRADO SERIES、2009年150 PRADO SERIESと続いています。Light Dutyは1990年にランドクルーザープラドとして走破性と快適性を両立させたほか、2009年にはハイテクデバイスを搭載するなど、才色兼備な系統として人気を集めています。

自動運転技術の進歩や電気自動車(EV車)などのエコカーが注目を集めている中で、ランドクルーザーは80周年、90周年……と歴史を刻んでいけるのでしょうか?ランドクルーザーは丈夫で運転しやすい日本車の象徴。ファンでなくても見守り続けていきたいものです。

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