2020.3.4
ライフスタイル

13年連続1位!海外での長期滞在先に選ばれるマレーシアの魅力とは?

(画像=TTstudio/Shutterstock.com)
(画像=TTstudio/Shutterstock.com)
近年、海外での長期滞在を選択する富裕層や年金生活者が増えています。一般社団法人ロングステイ財団が調査した「ロングステイ希望国・地域2018」によると2006~2018年のトップはマレーシアでした。同調査でマレーシアが1位を獲得するのは2006年から13年連続です。魅力的な国は数多くあるにもかかわらずマレーシアが選ばれ続ける理由は何でしょうか。長期滞在先に選ばれるマレーシアの魅力と長期滞在ビザの取得方法を見ていきましょう。

データで確認するマレーシアの人気ぶり

同調査における「日本人がロングステイしたい国」の2018年のベスト5は以下の通りでした。
・1位 マレーシア
・2位 タイ
・3位 ハワイ
・4位 フィリピン
・5位 オーストラリア
※出典:一般財団法人ロングステイ財団「ロングステイ希望国・地域2018」
※「ロングステイ」の定義:「生活資金のベースは日本に置きながら海外の1ヵ所に長期滞在すること」(同財団)。

外務省によると2018年度のマレーシアに3ヵ月以上滞在している長期滞在者・永住者を合わせた人数は約2万6,555人でした。以下のグラフで分かるように年々右肩上がりで伸び続けています。なお、国別の在留邦人の多さでは、日本はシンガポールに次いで12位となっています。

 

長期滞在・永住先としてのマレーシア5つの魅力

マレーシアは日本から飛行機で約8時間、東南アジアのほぼ中央に位置しています。国土はマレー半島のほぼ全域と世界で3番目に大きいボルネオ島の北3分の1程度にあたる部分を合わせ、その広さは約33万平方キロメートル(日本の国土面積の9割程度)。国土の約6割は熱帯雨林で覆われています。また人口は約3,200万人となっています(2017年時点)。

マレーシアが長期滞在・永住先として人気の理由は何でしょうか。マレーシア政府観光局主催のセミナー情報などをもとにマレーシアの5つの魅力を整理してみましょう。

(1)長期滞在しやすい環境

ビザがなくても連続90日まで過ごすことができ、さらに長期滞在ビザ取得で最長10年まで滞在できます(更新可)。これについては後ほど詳しく見ていきます。

(2)冬がなく日本の夏より過ごしやすい

マレーシアは赤道の近くに位置しているため1年中暑い気候ですが、平均気温は最高で33度前後(最低25度前後)と近年の日本の夏の猛暑と比較して過ごしやすいことがメリットです。

(3)物価が日本よりも安い

マレーシアの物価はおおむね日本の半分~3分の1程度(品物によって異なる場合あり)。日本円を有効活用できるということで年金生活者にも人気です。

(4)他国の人にもオープンな国民性

マレーシアは、マレー系(約69%)、中国系(約23%)、インド系(約7%)などからなる他民族国家のため、他国の人にもオープンな住民が多いお国柄といわれます。親日の人が多い雰囲気もあるようです。

(5)その他の魅力

「治安が安定している」「大地震のリスクが少ない地形」「日本人の味覚に合う食文化」なども人気の要因です。
そしてもちろん、荘厳な山々と雄大な熱帯雨林、ゆったりと過ごせる大小さまざまな島々の浜辺など、自然美の豊かさ、美しさが挙げられます。

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「ビザなしでの長期滞在」と「長期滞在ビザ取得」の違い

マレーシアに長期滞在するには、「ビザなしでの長期滞在(90日以内)」と「長期滞在ビザ取得」の2つの選択肢があります。両者の違いは以下のとおりです。
 
  ビザなしでの長期滞在 長期滞在ビザ
滞在可能期間 連続して90日まで 10年間(日本との行き来可)
手続き 特になし 長期滞在ビザの取得
現地での就労 できない(別途就労ビザが必要) できない(別途就労ビザが必要)
銀行口座の開設 できない できる
主な住まい キッチン・家具付ホテル(契約不要) 賃貸マンション(契約必要)

長期滞在ビザは「マレーシア・マイ・セカンドホーム・プログラム(略称:MM2H)」と呼ばれ取得までにおおむね半年以上はかかります。またビザなし・長期滞在ビザどちらも現地での就労はできません。仕事に就きたい場合は就労ビザが必要です。

マレーシア長期滞在ビザ取得までの流れや条件

長期滞在ビザ取得までの手続きの流れを簡単に見てみましょう。申請から取得までは約半年が目安といわれますが、最近は申込数が多く1年程度かかるケースもあるようです。

1.    日本から申請書類提出(郵送・オンライン)
2.    MM2Hセンターで審査
3.    仮承認(目安:約8~10ヵ月後)
4.    仮承認から6ヵ月以内にマレーシアに入国+各種手続き
・マレーシア国内での健康診断
・医療保険に加入
・銀行口座開設(約3週間)

長期ビザを取得すれば配偶者や子ども(21歳未満の未婚者)、60歳以上の両親などを同行させることも可能です。申請には年齢制限はありませんが、経済的証明が必須となります。なお申請条件のうち、経済的証明は50歳未満・以上で内容が異なります。
 
長期ビザを取得するための経済的証明(申請条件)
申請者の年齢 50歳未満 50歳以上
申請時の経済的証明 ・50万リンギット(日本円で約1,350万円)以上の流動資産
・月額1万リンギット(日本円で約27万円)以上の収入証明
・35万リンギット(約945万円)以上の流動資産
・月額1万リンギット(日本円で約27万円)以上の収入または年金証明
仮承認後の経済的証明 30万リンギット(日本円で約810万円)を定期預金 下記のいずれかの選択
・15万リンギット(約405万円)を定期預金
・毎月1万リンギット(日本円で約27万円)以上の年金受給証明
※1リンギット=27円で換算(2019年3月時点)

マレーシアに長期滞在・永住する際のデメリットとは?

多くの魅力をそなえ、ロングステイに利便性の高い制度が整えられた「南国の楽園」ともいえるマレーシアですが、デメリットもあります。
熱帯雨林気候のため「1年を通して湿度が高い(80%前後)」こと、さらに「モンスーン(季節風)」には注意が必要です。高齢者などは体調を崩す可能性もあります。
生活面では日本語がほぼ通じないこともデメリットといえるでしょう。使われているのはマレー語・英語・中国語です。英語が話せれば、ある程度不自由なく過ごせます。

リスクの少ないステップ型の移住を

このようにさまざまな視点でマレーシアを見てみると、富裕層や年金生活者の移住先として魅力的と感じられるのではないでしょうか。しかし数回の旅行程度で長期滞在ビザ取得を決断することはリスクがあります。まずはマレーシア国内の気に入った主要都市で90日以内の滞在を体験してから、長期滞在ビザを取得するかどうか検討してみるとよいでしょう。

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