2020.8.19
ライフスタイル

「代々資産家」と「一代で成り上がり」同じお金持ちでもこんなに違う

(画像=andrey-kiselev/stock.adobe.com)
(画像=andrey-kiselev/stock.adobe.com)
資産家の方々は「富裕層」という言葉でくくられることが多いですが、「代々資産家の人」と「一代で成り上がった人」では傾向が大きく違います。こういった富裕層と間近に接してきた金融の専門家などの話をもとに、具体的にどのような差があるのかをひも解きます。

成り上がり型:羨望を集めたい、相続型:目立つことを嫌う

株式会社ZUU代表取締役・冨田和成氏は野村證券のプライベートバンク部門にかつて在籍し、数多くの富裕層の資産管理をサポートしてきました。その経験から、富裕層には自分の力量で富裕層になった「成り上がり型」と資産を受け継いで富裕層になった「相続型」があり、特徴が大きく異なると著作のなかで述べています。

[成り上がり型の特徴]
・ネットや自分の人脈から自在に情報を集める → 金融機関からの情報をうのみにしない
・各種手数料に敏感である→1円でも無駄にしたくない
・手間をかけたくない(窓口での対応時間など) → タイム・イズ・マネーの徹底
・複数の金融機関に取引条件を提示し、コンペをおこなう → 競争原理をうまく利用している
引用:冨田和成「プライベートバンクは、富裕層に何を教えているのか?その投資法と思想の本質」(ダイヤモンド社)

こういった成り上がり型の人の中には「お金を派手に使って羨望のまなざしを浴びたい」という人もいるでしょう。ハイブランドの装飾品や超高級スポーツカーを好むタイプです。一方、相続型の富裕層は対極的で、目立つことを嫌い(例:普段は作業着を着た地味な社長)、飲みに行くときも銀座や六本木などではなく、地元で目立たず飲んでいるケースが多いと冨田氏は分析しています。

不動産の運用でも、相続型と成り上がり型とでは傾向が違う

冨田氏はさらに不動産という観点で見ても、相続型と成り上がり型には大きな差があると述べています。

代々の土地を受け継いできた相続型は賃料収入で生計を立ててきたので、リスクの高い運用には興味を示さず、保守的な人が多い。加えて、過去に相続税で資産を没収されてきた経験から、税金が大嫌いでスムーズな相続のために顧問税理士が手厚いサポートをしているケースが目立つとのこと。

これに対して、不動産を軸に資産を増やしてきた成り上がり型は、不動産投資のノウハウを学びながら自力で資産を増やしてきたので、資産運用にはわりあい積極的とのことです。

資産家と成り上がり型は「時間感覚の差」が大きく違う

シリコンバレーの富裕層と数多く出会ってきた経験を持つ不動産投資家の黒木陽斗氏はForbes JAPANのコラムのなかで、代々続く資産家と一代で成り上がったビジネスエリートの違いは“時間感覚の差”であることを指摘しています。

代々続く資産家が数百年かけて資産をストックしてきたのに対し、ビジネスエリートは数年~数十年の間に資産形成をしなければなりません。これを実現するために、成り上がりたい人が不動産投資をするときには、金融機関のローンというレバレッジにより時間を短縮。併せて、希少性のある将来値上がりしやすい物件を選ぶことが重要だと述べています。

「人の見た目ほど、あてにならないものはない」が世の真実

代々資産家と成り上がりのお金持ちの差を見てきましたが、本稿で紹介したのは大きく見たときの傾向のため、代々資産家の人でも派手好きで、ハイリスク・ハイリターンの資産運用を好む人もいるでしょう。また、成り上がったお金持ちでも堅実で地味な人は数多くいます。

そのような例外はあるとしても、地味な相続型のお金持ちも数多くいるため、「見た目と財布の中身(資産状況)が違うこと」だけはまず間違いなさそうです。都心だけでなく地方でも、畑を耕して軽トラに乗っているおじいさんが、金融資産数十億円とアパートを何十棟も持っている大地主というケースはいくらでもあります。人の見た目ほど、あてにならないものはない。これが世の真実なのかもしれません。

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