2020.10.14
ライフスタイル

オンラインのライブ・スポーツ観戦の世界 中高年向けコンテンツも充実

(写真=alphaspirit/stock.adobe.com)
(写真=alphaspirit/stock.adobe.com)
オンラインによるライブ参加やスポーツ観戦が一気に普及した2020年。サザンオールスターズ、プロ野球、Jリーグなど中高年に人気のコンテンツもオンライン化が進んでいます。今回はこれからオンライン観戦をはじめたい人向けに、前半はどんなコンテンツが人気を集めているのか、後半はどんな楽しみ方があるのかを紹介します。

今後5年間で約7倍に急成長するオンラインライブ市場

コロナ禍でオンラインライブがどれくらい広がっているのか、その勢いを市場データで確認してみましょう。リアルな音楽コンサートやステージなどの「ライブ・エンタテインメント市場」と比べると明暗がくっきりと分かれます。ぴあ総研によると、2020年の「ライブ・エンタテインメント市場(リアル市場)」の規模は速報値で約1,836億円と2019年の約29.2%という見込みです。

2010~2019年の10年間で3,159億円から6,295億円とほぼ倍増してきたリアル市場ですが、2020年度は大きく沈むことになるでしょう。一方、躍進しているのが「オンラインライブ市場」です。CyberZなどの予測によれば黎明期にもかかわらず2020年段階で140億円の市場を創出。今後5年間で約7倍の1,000億円に迫る規模まで拡大することが見込まれています。

有力アーティストがオンラインライブの可能性を模索

急拡大しているオンラインライブ市場に参加しているアーティストの一例を見ていきます。コロナ禍で国内のオンラインライブ市場に多大な影響を与えたコンテンツは、サザンオールスターズが2020年6月25日に配信した有料無観客ライブです。「横浜アリーナの大空間を生かした構成」「計8つという配信メディアの多様さ」「約50万人といわれる推定視聴者」など国内最大級の無観客ライブを実現。

それまでは、オンラインライブに対して「自宅でライブ映像を見るのとさほど変わらないのでは?」というような否定的な意見も散見されました。しかし、臨場感のあるカメラワークでオンラインライブだからこその魅力的な体験を提示したのは大きいでしょう。さらに米津玄師が同年8月7日に行ったバトルロイヤルゲーム「FORTNITE(フォートナイト)」内でのバーチャルイベントも新たな可能性を感じさせました。

サザンのオンラインライブが横浜アリーナのリアルな大空間だったのに対し、米津玄師のイベント会場は仮想空間。サザンの観客が自宅で視聴するスタイルに対し、米津玄師の観客はゲーム内を動き回るアバターという違いもありました。このほかに、さまざまなアーティストがオンラインライブの新しい可能性を模索しています。

メジャースポーツ以外にもオンライン観戦が広がりつつある

スポーツ観戦にもオンラインの波が押し寄せています。アプリ分析ツールAppApeによればスポーツのオンライン配信サービス「DAZN(ダゾーン)」のアプリ利用者は2020年5月時点で20万人前後でしたが、同年6月には約4倍の80万人超に急増。DAZNがカバーしているスポーツの種類は130以上、配信数は年間1万試合以上と圧倒的なボリュームです。

また日本の2大人気スポーツであるプロ野球とJリーグのコンテンツを押さえていることから、オンラインスポーツ観戦をリードし続けています。オンラインライブでの米津玄師のバーチャルイベントと同様、オンラインスポーツ観戦でもアバターを導入しました。横浜DeNAベイスターズとKDDIは、2020年8月11日にバーチャル空間上の「横浜スタジアム」で実際の対阪神タイガース戦が観戦できる「バーチャルハマスタ」を提供開始。

横浜スタジアム内をアバターが動き回れる仕組みです。この試みは今後の布石となる無料トライアルでのべ約3万人の観客が参加しました。野球やサッカーなどのメジャースポーツ以外でもオンラインスポーツ観戦が取り入れられています。2020年9月に開催されたフェンシングの全日本選手権は、無観客オンライン配信形式で開催。

クラウドファンティングによる800万円超の寄付や当日の投げ銭を組み合わせて、収益モデルの構築にチャレンジしました。こういった試みをモデルケースに今後、幅広いスポーツでオンライン観戦の流れが加速しそうです。

オンラインライブが広がる中、VRヘッドセットも人気

オンライン化の動きとあわせて、コンテンツを楽しむためのハード面の充実を追求する人も増えています。具体的なオンラインコンテンツの楽しみ方は、以下の3つです。
  1. スマホやパソコンで簡易に楽しむ
  2. パソコン&VRヘッドセットで楽しむ
  3. ホームシアターで楽しむ
後半は、上記のうち2と3についてフォーカスしていきます。まず2のVRヘッドセットはゲームのときに使うイメージが強い人もいるかもしれませんが、オンラインのライブやスポーツ観戦でも活躍するアイテムです。VR(仮想現実)を使った360度の視点やバーチャル空間でアバターとなって動き回るタイプのコンテンツなどと相性がよいとされています。

先の事例でいえば、米津玄師のゲーム空間でのライブや横浜DeNAベイスターズのバーチャル観戦などです。こういった仮想空間にヘッドセットを使うことで没入することができます。VRヘッドセットで世界1位のシェアといわれるのがFacebookの「Oculus Quest」(米IDC調べ)です。2020年9月に後継の「Oculus Quest 2」を発表(2020年10月13日発売予定)し、シェア1位維持を狙います。

「Oculus Quest 2」では、処理能力を進化させ高度なグラフィックを実現。完全ワイヤレスによって没入感を楽しめます。またコントローラーデザインを一新したことも注目点の一つです。Facebook だけではなくGAFAの他企業もVRヘッドセットに関心を寄せているといわれています。

ホームシアターを丸ごとリフォームで依頼する選択も

自宅の空間をライブ会場やスポーツ会場にすることを重視するならホームシアターでオンラインコンテンツを楽しむのが向いています。先の事例でいえばサザンオールスターズのライブなどです。自宅のリビングに「プロジェクター」「大画面テレビ」「スピーカー」を設置するほかにも、理想のホームシアターをつくるためにリフォームを行うといった選択もあります。

ソニー株式会社では、全国のオーディオ専門店などと連携して「ホームシアターを相談できるお店」のネットワークを構築。以下のような流れでのホームシアターリフォーム例を提案しています。
  • 1「ホームシアター展示相談店」に相談
  • 2住居の調査
  • 3契約
  • 4着工
着工では機器の設置だけでなく、理想のホームシアター空間をつくるための配管配線や防音を含む下地づくり、イメージに合わせた壁紙・床面仕上げまで行います。ちなみにSONY製ビデオプロジェクターの単体価格は、上級機(投写サイズ60~300型)で300万円(税抜き)です。力強い映像美と純度の高い色のレーザー光源で4K映像を紡ぎ出してくれます。

5Gの普及でオンラインのライブやスポーツ観戦がさらに進化

コロナ禍は、私たちの活動領域を狭めると同時にデジタル技術による可能性を提示してくれました。5Gの普及によってオンラインのライブやスポーツ観戦の世界がさらに進化していくことでしょう。その扉を開いてWithコロナ時代を謳歌しましょう。


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